ゆうすけ

わたしの叔父さんのゆうすけのネタバレレビュー・内容・結末

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ごめんなさい。評価がかなり良いのですが、全然楽しめず、なかなか進まない物語に途中少し寝てしまいました。

要介護の叔父と暮らす姪。2人で農業を営みながらも、姪のクリスは恋をしたり獣医の勉強したりしたいのに、叔父のことが気がかりで何もできないという映画です。

冒頭10分くらい、ず〜っとセリフなしの2人の生活を見せられ、まずここで退屈。しかも朝ご飯と農業とスーパーのみで、映像的にも面白くない。あまりにも会話がないので、うまくいってないのかなと思いきや、シーツを畳むシーンでじゃれあう描写があって、そういうわけじゃないんだなというのがわかる仕掛けは面白かったですが。

まず、クリスがあまり好きじゃないんですよね。性格とか行動が。叔父に縛られすぎというか。
途中、セリフでもありましたが、クリスが農業の道に進んだのも、叔父が倒れて高校卒業できなかったからで、1日でも家に置いとくのが心配だからデートにも連れて行って、コペンハーゲンに勉強しに行っているのに電話に出なかったくらいでパニックになって。恋人になりかけたマイクが言っていた通り、ずっと面倒は見られないし、自分の人生なんだからある程度自立しないとと思います。
そんなマイクにも、急に家に来たらいきなりパンツを脱いで、「やりにきたんでしょ」と無言で挑発し、どんだけサイテーなんですか。しかも獣医の人も、様子を見に来たのに居留守して、聴診器と獣医の教材を黙って車に乗せて返すという。
唯一の身内だし、ずっと一緒に暮らしてきたので心配なのは分かりますよ。介護士の人も普通に雇ったらいいのに、全部自分でやろうとする。叔父との世界に誰も入れたくないみたい。

もちろん、本人にとっては最も大事な存在なんだろうけど、恋に浮かれてパン焦がしたりしてたし、手が離れてホッとした表情もしてたじゃないですか。そのくせ、叔父さんの方から「もう1人でできる」みたいなことを言われると不服そうな顔するし。

ラストも丸投げで、そのくせ別に考察の余地があるわけでもない。どうせこのまま叔父が死ぬまで付き添うだけの話。

クリスという人物をまず好きになれなかったこと、単調な物語と単調な映像、テンポの悪さ、ラストの適当さ。全て含めて苦手でした。つまんなかったです。
ゆうすけ

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