レビューno.21:
面白かった。ホームカミングやファーフロムホームに比べたら楽しさは段違いだと思う。
でもね、これを観て感動して涙をする人の気持ちを俺は理解できない。３つのスパイダーマンを見事に並列で存在させることを成功させたこの作品の脚本力はすごいと思うけども、涙する作品なのか？って思うし、どこで涙するの？？って心から思う。
そりゃ、オールスター全員集合だからワクワクするし、そのワクワク感に対する期待にも見事に応えてる。だからスパイダーマンの作品としてはとても面白いと思う。でも、映画作品としてみると、悪くもないけど、良くもないよね。っていうレベルの作品にしか思えない。
そもそも、最初から最後までトムホランドが一人でテンパって問題を大きくして、なんとか解決したという自力救済型のオナニー映画じゃん。たくさんの人に迷惑をかけて、大切な人を亡くす過程からして、一切同情も感情移入も出来なかった。１００％お前が悪い。正体がバレたって言っても、トニースタークだってバレてるし、キャプテンアメリカなんてそのままじゃん。なんでスパイダーマンだけ正体がバレてはいけないのかよくわからん。
結局この映画ではドクターストレンジにだけ感情移入できた。それにしてもパワーオブドッグの時のカンバーバッチはめちゃくちゃ格好いいと思ったのに、ドクターストレンジのカンバーバッチがくそダサく感じるのは、服装のせいなのか、髪形のせいなのか、カンバーバッチのやる気の問題なのかはわからないが、とにかくカンバーバッチがくそダサかった。
