銃撃シーンで流れるHiphopが、らしいですね。
善悪がはっきりしすぎているので、物足りなさも正直あった事は否めませんが、
いいヤツも悪いヤツも死ぬ時は死ぬという描きかたはタラさん映画で好きなところです。
シンプルにムカつく奴等をぶっ倒すという流れが見せ所。
そこへのカタルシスへ誘うための白人の悪行シーケンスが積み重ねられていくのでひっくり返したときに気持ちいいことは確かです。
ディカプリさんの悪役芝居よりも同じ黒人でありながらジャンゴを追い詰める側にいるというサミュLさんのほうが陰湿でしたね。
当のジャンゴよりもドクターシュルツのほうが話を引っ張っていた感じがあります。。
タラさんはわりとポップアートというか悪ふざけ風に捉えられがちな作風ですが、フィルモグラフィを辿ってゆくと、「何かに隷属させられていた人が虐げてきた者に復讐をする」というメインプロットが思いの外、重要な事なのだということがわかります。
イングロリアスバスターズもそうですが、やる事はやっているものの、初期のような作風を期待し過ぎると、結構真面目な展開だったりして若干戸惑いを感じてしまう自分がいたりします。タラさんに色々求めすぎなんでしょうか(^^;)