ゆりな

ラーヤと龍の王国のゆりなのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
3.7
モアナもきれいだけど、東南アジアのオリエンタルな世界観もきれい!冒頭数分で、もうバリアンでもモンスーン・カフェでもいいから行きたくなりましたからね。

「ゼニメーション2」では本作が追加されていて、雨や水辺、自然のきれいなこと。長やっているお父さんが、佇まいもマインドもかっこよすぎて、人格者過ぎて泣いたんだが。(もうこの年齢になってくるとティーンの主人公より!親目線になってしまう)

多くのレビューにあるように、まるでゲームのような世界!キャラクターと美術設定の資料、見た過ぎる……。
最初から分かれた国の説明がサッと出た時点で、水のタロン国がお気にだったのですが、想像通りリゾート地のヴィラみたいで素敵だった。夜の提灯と水辺の街が幻想的でずっと見ていられる。

映像と舞台設定はさておき、個人的にはメインに語られる「信じる力」が家で観たせいもあり、イマイチ刺さらなかったのが残念。
映画館で観ていたら、感動もまた違ったはず。

ただ「誰か(特にライバルや親しくない他人)」を信じるって、当たり前かもしれないけれど、めちゃくちゃ難しいことなんだよね。
人種、世代を超えて信じ合うっていう世界は「イッツ・ア・スモール・ワールド」のようで、ここに来てディズニーの原点回帰を感じた。
個人的には「信じる力が世界を救う」のではなく、「恐れるものに飛び込む勇気」を見せたラーヤに拍手したい。

「シスー喋り過ぎ」って思った人も多いと思うんだけど、わたしはジーニーが好きなので、むしろウェルカムでした。
ゆりな

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