ペコリンゴ

訴訟のペコリンゴのレビュー・感想・評価

訴訟(1991年製作の映画)
3.6
記録。
父と娘がぶつかり合い、勝ち取る真実。

『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』等のマイケル・アプテッド監督、ジーン・ハックマン主演の法廷ドラマ。

大手自動車メーカーの欠陥車疑惑を巡って、原告である事故被害者の弁護を担当する父と、被告側自動車メーカーの弁護を担当する娘。面白い設定じゃないですか。

父親役はジーン・ハックマン。弱者の味方として業界内で英雄視されている彼も、私生活では妻子ある身ながら浮気を繰り返していた過去が。娘からしたらそんな父を許せない。そう、対立構造は何も法廷内だけじゃないんですよねぇ。

ある事がキッカケで親子喧嘩に発展するシーンあるんだけど、これがかなりガチめで迫力あり。裁判の行方と共に、こんな2人がどのようにして分かち合っていくのかも大きな見もの。

ちなみに劇中の欠陥車騒動は、実際にフォード・モーター社製の車であった事件がモチーフ。実話だって思うと計算から導き出された結論って怖いなぁと。