Jaya

セノーテのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

セノーテ(2019年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

メキシコの陥没孔セノーテに潜るドキュメンタリー。酔うから勘弁してくれというカメラの動きばっかりでした。

強い意志を感じないカットばかり。魚がいたから撮りました、というような。絶対的な志向性のあるカットとは思えませんでした。美しいと思える箇所はありましたが、狙ってる感があって今ひとつ。

撮っている場所もロープは張ってるし空気溜りだらけだし、既にダイビングスポットになっている様子。どこが神聖なんだ。暗闇も入り口からえらく近いし「浅っ!」と思ってしまいました。

マヤと大して関係なさそうな闘牛のカット。インタビューもセノーテの神性は既に失われていることを窺わせるものばかり。世俗化したセノーテを表したかったのかな。その割に子どもにマヤの詩読ませてるし、何がしたいのか分からない。

フィルム撮影はいいとしても、朗読の音量音質は何とかならなかったのかなとも思いました。牛の声もうるさいだけ。

ゴリゴリのアートフィルムの雰囲気が強すぎて、美術館で上映した方がいいのでは、と思った映画でした。
Jaya

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