小説を元に実在の人物をモデルに作った映画だそうです。刑務所を出所した人のその後のドラマです。
人生の大半を刑務所で過ごしてきた殺人犯の三上（役所広司）が、出所してから日常を手にようと奮闘するお話です。働こうにもなかなか職に就けない姿、テレビが番組に取り上げようとしたり、周囲の人のサポートを得ながら生活していきます。
三上の瞬間湯沸かし器的な喧嘩早さがすごいですね🤔。普段はとっても温和なのに、自分の正義を貫くときや、考えが相違したときに、お湯が沸いてしまいます。
これは、三上を演じる役所広司さんの演技が素晴らしいのかなと思います。このすぐにお湯がわくけれども、人間味のある温和な三上をすごく魅力的に演じているので、いつしか感情移入してしまいます😄。
さて、タイトルの「すばらしき世界」とは、どの世界を素晴らしいと言っているのでしょうか。きっと、三上が、暖かい人たちに囲まれて生きていこうとしているこの世界の事を言っているのでしょうね。
そして、迎える最後です。個人的には、もっとこの先を見て見たかったなあと思います。
さて、よくよく考えると、テレビディレクターのドキュメンタリー視点で描かれた映画にもなっている感じがありました。この映画は、人間らしさや情、そして人の生き様をとても感じさせてくれる映画でした😄。
