「ドライブ・マイ・カー」と比べてどっちがいい？
と聞かれたら、こっちがいいよ、ってお勧めしちゃうかな
「C'MON C'MON」5/2 日比谷TOHOシネマズにて鑑賞
モノトーンで撮影された映像は
どのシーンを切り取っても 絵画のような美しさを持ち
音楽はその美しさにクールさを加えている
セリフの無い 何気ないシーンの存在感は
セリフのある何気ない日常のやり取りを際立たせ
日々の営みの大切さを感じさせてくれる
成長という時間の流れを
優しい目で写し撮られた作品に心洗われてしまった
「ドライブ・マイ・カー」と同時期の鑑賞となり
本作もとても記憶に残るいい作品だったけれど
ホアキン・フェニックスを目当てに行ったこちらの作品は
一見「クレイマークレイマー」的な社会派のアッとホームドラマかな？
思って見始めたら とんでもないガチの社会派ドラマ
物語の表面的親しみやすさの裏に隠されたものを
これから親になる大人たち
それから すでに親である大人たちに
そして 子供に言わせると「心が狭い」大人たちに
お勧めしていきたい作品だったと記憶しておこうと思う
ホアキン・フェニックスを手玉に取ってしまうほどの役者っぷりで
将来どんな俳優に成長していくのか脅威でしかないウディ・ノーマン
映像世界で役を演じ「生きる」ということが どういうことなのか
久々に目の当たりにして受けたショックは大きかったし
ホアキン・フェニックスが彼の演技の受け身に回って
役を演じているのを観るのも新鮮だったとも追記
📝
本作のパンフレットはなかなかの一品
装丁の素材も凝っている上にオシャレ
内容もちょっとした写真集のよう
こんな良質な品、最近はお目にかかっていなかったので
手にできて幸せ😇
