心の扉を開けるのは…誰？
公認心理師である由紀は、本の執筆のため、父親を殺害し逮捕された女子大生:環菜を取材することに…。動機を探るうちに徐々に明らかになっていく環菜の過去。そして由紀自身も過去のトラウマと向き合うことになるのだった…
〜以下ネタバレまじりのレビュー〜
邦画を久々に観ました。
すごく大袈裟というか何というか…演技してます！って感じのセリフ回しに最初こそ違和感を感じましたが、ストーリーに引き込まれてくうちに気にならなくなりました。
良くも悪くもモップガールの頃から変わらない北川景子さん。
棒読みなのか？これが持ち味なのか？と思いつつも、なんだかんだ後半の迫真の演技には涙しちゃいました。
なんだか出てくるヤツらがどいつもこいつも気持ち悪い物語でしたね〜。
いや、批判じゃないのよ。なんつうか、吐き気しそうなほど胸糞悪いエピソードが満載なんよね。
お父さんが買春してたんよ…と娘に伝える母親ってどんな神経してるんw
トラウマ製造機やん。
あと、主人公と旦那とその弟の関係性とか…すっごくモヤモヤするし、なんだよソレ！！と思っちゃいました。
多かれ少なかれ、誰しも悩みを抱えていて人には言えないこともあるでしょう…。
主人公が、隠し事を打ち明けて胸のつかえが取れた時のあの瞬間、あの表情にすごく心をうたれました。
そして、全部受け止めてくれる窪塚洋介さんの包容力に、男なのにギュッと心を掴まれました。
芳根さんの鬼気迫る演技、ゾッとするような不気味な笑い方などには驚かされました。
あと、中村倫也さんってフニャフニャっとした喋り方でイケスカねぇ印象だったんですが、イメージ変わりました。大変失礼しましたw
皆が惚れちまうのも分かる、無邪気さとクールさを兼ね備えた俳優さんでした。
一体、どんな真相が待ち受けているのか！？？と意気込んで観てしまうと、意外性が無く拍子抜けしてしまうオチだった気もします。
求め過ぎなのかもしれませんが、ラストにもう一捻りあるんじゃないか？と期待してしまいました。
まぁ、それでも結構楽しめましたし、邦画サスペンスも捨てたもんじゃないですね。
もっと観ようっと。
〜余談〜
なんだか良い思い出のように描かれてましたが、焼き肉屋の肉切りバサミで髪切るのは衛生的にどうなんよww
…とか言うのは野暮ですかね？
