KanaiSatoru

アントマン&ワスプ:クアントマニアのKanaiSatoruのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アントマン観ました。

この作品から、新しいシリーズへ突入と言うことで、巨大な敵として征服者カーンが登場。
しかし、カーンにオーラがない、魅力が乏しい。
どうしてもサノスと比べてしまうのですが、悪役としての魅力がなさすぎます。

かなりネタバレあるので、読み進める方はご注意ください。


最後の戦いもアリにやられるて、どういうオチですか?カッコ悪いです。
どうにも歯が立たないような巨大な敵という扱いにするのか、
かろうじてやりようがあるというくらいの強さにするのか、
非常に迷うところですが、この後もカーンをヴィランの中心に添えて展開をしていくのであれば、前者の方を選択すべきだったと思います。

そもそもなぜ手からビームを出せるのか、その辺の体の構造や特技も何の説明もなく意味不明ですし、時間を移動できるといっても、乗り物に乗らなきゃ、移動できないわけで、その乗り物が壊れちゃったからどうしようもないんです、ってなんだそれ!って感じですよね😅

この映画は、キャシーの魅力と、大きくなったり、ちっちゃくなったりするアントマンの戦闘シーンのアイデアによって支えられている映画です。

正直、量子世界には誰も行ったことないので、そこにどんな生き物がいようが、それは誰も否定できないわけで、ある意味夢の世界と一緒です。
それだけ自由に世界観を作ることができるので、その辺は上手く言ったのではないかと思います。

今後の展開において、最も重要なのは、別の世界とのつながりであるマルチバースの概念です。
このマルチバースを使って、どんどんアイディアが湧いてくる、それを今後の映画に生かしていく、とても楽しみですが、
一方では、とてもなく陳腐な映画になる可能性もあるので、しっかり脚本を作り込んで欲しいところです。

最後のシーンで、他の世界に進むカーンにがたくさん登場しましたが、あの映像を見る限り不安の方が大きいですね💦
どの世界のどの時代のカーンを倒しても、別の世界のカーンは存在するので、戦いに終わりがないと言う展開が予想されるためです。

それをどう決着させるのか、広げた風呂敷を回収できるのか?
今後が楽しみでもあり不安です。

以上、個人的には80点です。
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