ケイスケ

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!のケイスケのレビュー・感想・評価

3.7
ネットフリックスはエンドロールを飛ばそうとするのやめて😡曲を聞いて余韻に浸ってたら『SPY×FAMILY』再生しちゃっただろ😅笑。

名作ミュージカル『RENT/レント』を生み出した実在の作曲家ジョナサン・ラーソンを主人公にした本作。アンドリュー・ガーフィールド主演の映画って面白い作品が多い気がする。特に『ハクソー・リッジ』はほんと大好き。

1990年、アメリカ・ニューヨーク。30歳を目前にしたジョナサンはダイナーでウェイターとして働きながら、ミュージカル作曲家になることを夢見ていた。ロックミュージカルの楽曲に何年も取り組んできたが、恋人のスーザンは新たな夢のためにニューヨークを離れることを願い、ほかの仲間たちも夢を諦めようとしていた。

ネットフリックスプレゼンツ。レントの熱狂的なファンのことを“レントヘッド”と言うんだとか。自分もクリス・コロンバス監督の映画は観てます。ミュージカル映画はやはり大スクリーンで観たいですが…とにかく曲がめちゃくちゃ良いし、ガーフィールドの歌も演技も素晴らしくゴールデングローブ賞に選ばれたのも納得。

特に最初の『30/90』という曲が良い。バースデーソングでありながら、夢を掴みきれないもどかしさがある歌詞が最高。てか30ならまだ全然大丈夫だよ!…と言いたいが結果的には35歳という若さで亡くなってしまうからなあ。うーん…辛い。その他にも恋や友情といった悩みも描くため多くの人に刺さる内容だと思います。

やはり伝記物は「こういう人物が実在した」という実感や驚きがあるので好きですね。どこかのタイミングで映画館でもやってほしいな。良作でした!