出番こそ多くないものの、ルドガー・ハウアーの遺作となってしまった作品…ほぼそれ目当てで観たようなもん。
でも主演の女優さんがめっちゃ可愛くて気になった。
フィルマでは登録作がこれ一つだけなので、これからの活躍に期待！
有名作曲家だった亡き父の残した屋敷を訪れたバイオリニストの娘。
彼女が父の遺した楽譜を見つけた事から始まるオカルトホラーで、ちょっとしたミステリー要素も有り。
とりあえず映像もお話の展開も地味ッ…。
派手な驚かしもなければ過激な描写がある訳でもない、そういう意味ではホラービギナー向けな作品と言えるかも。
お話も唯々淡々と進んでいくので、特段の盛り上がりや感情移入もなく、人によっちゃ眠くなりそう。
ただ映像の美しさは目を惹くものがあって、冒頭の主観ショットもそうだし、お屋敷内のインテリアや暗い画面に映える蠟燭や暖炉の炎など、ハッとするような美しいシーンが多くて、このお陰で完走出来たと言っても過言ではない。
終盤のバイオリン演奏シーンはちょっと賑やかで楽しかったのと、一番怖いのは家政婦のおばさんの顔だよなーっと思う。
