ケイスケ

大怪獣のあとしまつのケイスケのレビュー・感想・評価

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)
2.2
公開時から散々ネットでも酷評の嵐だったため、今さら貶してもしょうがないので良いところを探そっと🙂難しいわバカタレが🙂

人類を恐怖の渦にたたき込んだ巨大怪獣が、突如死ぬ。人々は歓喜に沸き安堵していたが、巨大怪獣の死体は腐敗と膨張が進んでいた。全長380メートルもの死体が膨張した末に爆発すれば、国家規模の被害が生じるということが新たな問題になる。その処理にあたる特務隊員として、3年前に姿を消したわけありの男・帯刀アラタが選ばれる。

“令和の『デビルマン』”と言われているらしいですが、デビルマンは少なくとも(意図していたかは知らんけど)笑える部分があるだけマシだと思います。ポジティブな言い方をすれば可愛げがあるというか。あとデビルマンは本作の製作費の半分くらいで作ってますしね。この映画の笑わせたい点は内容に不必要な単なるおふざけ。

正直、最初の15分くらいまでは悪くないと思ってた。甘かった🤢国のお偉いさん方の俳優は豪華ですし、問題解決と関係ないジャンパーの話で盛り上がったり、管轄争いで言い争いをするのも無能感が出てて悪くないと思った。こういうのは許せるんだけど、普通の会話シーンで「なくなくない?」とか「え?どですかでん?」とか、ウケ狙い(?)な台詞が多用されるためムカついてくる😠

うんこちんちん的なギャグと、一部のスベってる台詞を全て取っ払えば割と観れる…と思う。一番ムカつくのは監督やプロデューサーの、オマージュや社会風刺に対する的外れな発言。作品テーマを上手く描けていないくせに伝わらなかったのを観客のせいにするのはいかがなものかと😥こんな風に作り手が言い訳するとかマジでありえないよ。

駄作には間違いないんですけど、ネットの大酷評を期待して観た割にはそこまででも無かったからちょっと肩透かし。正直、だいぶ俳優陣に助けられていると思います。でも紛う事なきクソ映画です。サブスクで観たので映画館でお金を払った人たちはご愁傷様としか言いようがない🥺