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Fille du calvaireのmazdaのレビュー・感想・評価

Fille du calvaire(2012年製作の映画)
3.7
毎日同じ電車の同じ車両に乗ってるおじさんに若い男が恋愛相談する話。
19分という短さの中に何とも言えない絶妙な情緒があり絶賛するほどではないがなんか良いなこれという可愛い空気。

一番最初の可愛い女の話を聞いたおっさんが、オチがないストーリーにならないと厳しく指摘したところから、こうやってストーリーになっていってるの最高だなあ。知らないどこかで誰かが人を動かしている。人と人との繋がりって本当に面白い。

余談だけどロンドンいた時毎日決まった時間の同じバスに乗り、たまたまドライバーの近くの席に座っていたある日、ドライバーに話しかけられその人が日本語を勉強してるということから顔見知りみたいになったのだけど、初めて会ってからずっと後にその人が実は当時私が住んでたフラットアパートにむかし住んでたということがひょんなことからわかった時の鳥肌がはんぱなかった。こういう他人との繋がりが日本もあったら楽しいのになとつくづく思う。日本の電車じゃ他人に話しかけたら何こいつってなるのが普通の反応だもんなあ。仕事や学校と関係のない通勤電車の知り合い私も欲しい。
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