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タイムリミット 見知らぬ影のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.2
▪️Title : 「タイムリミット 見知らぬ影」
Original Title :「Steig. Nicht. Aus!」
▪️First Release Year:2018
▪️JP Release Date :2020/06/26
▪️Production Country: ドイツ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-498
🕰Running Time:109分
▪️My Review
これ面白いです!!あっという間の100分越え、これでもかの凄い緊張感!!なかなか見応えのある作品でした。
内容的には、2人の子供を乗せて車を走らせていた主人公カールが、唐突に「車内に爆弾を仕掛けた」と何者かの電話を受けて。。。という、なかなかの限られた小空間で繰り広げられるストレスフルなサスペンス・スリラーです。主人公はほぼ車の中だけでのシチュエーション。
ちなみに作品の冒頭、カールが飛行機恐怖症であることを分かりやすく暗示するシーンもあり、このあと車内に閉じ込められることになる本編へのわかりやすい伏線から始まります。
そして、座席を離れると爆発するという仕掛けで、一気に車内での極限の緊張感に。子供を爆弾から救うために、様々な決断を迫られる主人公カール。あらゆるハラハラ展開を序盤に詰め込んで緊張感をキープし続けて、スタートダッシュからエンディングまで一気に突っ走る脚本は拍手ものです。
ワンシチュエーションの緊張感をメインに据えた本作、スリルの純度はかなり高いです。登場人物が疑心暗鬼に陥ったり、意外な人物が活躍したりするのもアルヴァルト作品の特徴なんでしょうね。それにしても警察のマヌケさはイライラの極限でした。
本作、『パンドラム』などのクリスティアン・アルヴァルトが監督と脚本を手掛けるサスペンスです。ベルリンの街を背景に、脅迫者から理不尽な要求を突きつけられる主人公の姿を描いています。『ピエロがお前を嘲笑う』などのヴォータン・ヴィルケ・メーリングが主人公を演じ、『4分間のピアニスト』などのハンナー・ヘルツシュプルンクらが共演。爆弾という脅威で主人公に迫る犯人との慌ただしく変化する状況を描写しています。

物語は。。。
ベルリンの不動産会社に勤めるカール(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング)は、大きな建築計画に携わっていました。ある月曜日の朝、彼は娘ヨゼフィーネと息子マリウスを車の後部座席に乗せて学校へ送って行く途中で、見知らぬ男性から脅迫電話を受けます。脅迫者はカールたちが座席を離れると爆発が起きる特殊な爆弾を車に仕掛けたと話し、大金を要求しますが。。。

本作、2015年のスペインのスリラー映画『El desconocido』のリメイクなんですね。

▪️Overview
「ピエロがお前を嘲笑う」のボータン・ビルケ・メーリング主演、「パンドラム」や「ニック NICK」シリーズを手がけたクリスチャン・アルバート監督で、爆弾魔に脅迫され絶体絶命の危機に陥る男の壮絶な運命を描いたサスペンス。ベルリンの不動産会社で大規模な建築プロジェクトに携わるカールは、ある月曜日の朝、娘と息子を車に乗せて学校に送り届けようとしている最中に、正体不明の男からの脅迫電話を受ける。男はカールたちが座席を離れると爆発する特殊な爆弾を車に仕掛けたと言い、巨額の金を支払うよう要求してくる。同じ犯人に脅迫された上司とその妻が目の前で爆死させられるのを見たカールは、やむを得ず要求に従おうとするが、爆発の際に破片を浴びて息子が重傷を負った上、今度は警官隊に包囲されてしまう。警察は、カールが不仲の妻への復讐のため子どもたちを人質にとったと考えていた。やがて、八方塞がりのカールの前に脅迫者が大胆にも姿を現し……。(引用:映画. com)

出演は、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング!ハンナー・ヘルツシュプルンク、クリスティアーネ・パウル。
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