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カポネのkuuのレビュー・感想・評価

カポネ(2020年製作の映画)
2.8
『カポネ』
原題Capone 映倫区分R15+
製作年2020年。上映時間104分。

ジョシュ・トランクが自らのアイデアを基に脚本・監督を務め、カポネの知られざる最晩年を新たな視点で描き出す。
トム・ハーディが、“暗黒街の顔役”と恐れられた伝説のギャング、アル・カポネを演じた伝記米国・加奈陀(カナダ)映画。
共演には、マット・ディロン
カイル・マクラクラン
ジャック・ロウデン

1940年代。長い服役生活を終えたカポネは、フロリダの大邸宅で家族や友人に囲まれながらひっそりと暮らしていた。
かつてのカリスマ性はすっかり失われ、梅毒の影響による認知症が彼をむしばんでいる。
一方、FBIのクロフォード捜査官はカポネが仮病を装っていると疑い、1000万ドルとも言われる隠し財産の所在を探るべく執拗な監視を続けていた。
カポネの病状は悪化の一途をたどり、現実と悪夢の狭間で奇行を繰り返すようになっていく。

フォンゾ(カポネの下の名前である『アルフォンソ』と韻を踏んだもの)ってゾンビに見えてしかたなかった。
あの『死霊のえじき』で敬礼するゾンビを。
カポネのあないな姿みたくなかったかな🥺。
主人公をカポネに据えなくてもエエんちゃうんかと思いました。
トム・ハーディがアル・カポネを演じるのは2回目の試みになるそうです。
以前、デヴィッド・イェーツ監督の『シセロ』と呼ばれる映画で演じる予定やったんやそうですが、プロジェクトは半ばで頓挫。
そんなこんなで、満を持してのアル・カポネが手におえない老人の晩年とはイヤハヤ。
この作品の主要テーマの金は富。
壮大さ、繁栄を象徴しているモンすべて、カポネが精神状態のためにもはや持っていないと同等かな。
栄枯盛衰。
金の風船を持った子供は、彼を金ではなくカポネの過去との和解へと導く彼の他の息子の放棄を表してるんかな。
トム・ハーディが実際のギャングや無法者のバージョンを演じたんは、3本の映画があり、今作品合わせ4回目だけど、私的ながらギャングスタには今作品のカポネは入れたかないかな。
因みに、最初はブロンソンの英国人収容者チャールズ・ブロンソン(2008)、
続いてローレスのバージニアのブートレガー、フォレスト・ボンデュラント(2012)、
そしてロンドンの暴徒のボスの双子であるロナルド・クレイとレジェンドのレジー・クレイ(2015)、
そして現在はシカゴの犯罪ボスのアルカポネカポネ(2020)です。
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