ケイスケ

ジョン・ウィック:コンセクエンスのケイスケのレビュー・感想・評価

4.1
『ザ・コンチネンタル』も面白い😆

裏社会の掟を破った殺し屋のジョン・ウィックは粛清から生還する。組織の中で勢力拡大を図る若きグラモン侯爵はジョンを守ってきたNYコンチネンタルホテルを爆破し、旧友を引き入れて追い詰める。ジョンは友人のシマヅに助けを求め大阪に降り立つ。

毎回すげー密度になっていくシリーズですが今回はなんと169分。話に対し明らかに上映時間が長い。それはもちろんアクションが長いからなんだけど、ここはマイナス要素ではなくジョン・ウィック同様「まだ敵来るのかよ!」感が味わえて良き。

実は最初の大阪のシーンは「あれ、ちょっとアクション長いかな…」とちょっと退屈なとこもなくはないんですが、そんなのは全然気にならないくらいアクションが加速していく。キアヌがすごいのはもちろんなんだけどドニー・イェンが良い!この人どんなにコミック的な役を演じてさせても様になるよな。インターホンを使って敵の位置を探るの好き。

やはり一番の見所は決闘のサクレ・クール寺院へ行くまでの一連の流れですよね。凱旋門で車でドリフトしながら敵を倒したり、走ってる車がガンガン殺し屋たちを跳ね飛ばしたり笑、情報量がめちゃくちゃ多い。上からの見下ろしアクションとか、犬を絡めた長回しだからかなり練られてるシーンだと思う。ジョン・ウィックといえば犬だよね🐶

寺院前の階段アクションも見事。ここだけあんまりカメラを動かさないので階段の長さが際立つ。転がり落ちるとこは「せっかく登ったのに!」ってなる笑。途中で止まりそうなのにゴロンゴロン転がるんだもの。そしてドニー・イェン演じるケインとの共闘!「階段は後ろだ」「ありがとう」ここすき。

今回で一区切り着きましたが5作目も匂わせてるし、前述した『ザ・コンチネンタル』や、『バレリーナ』も控えているので楽しみは終わらないですね。自分はシリーズの殺し屋連合の設定にどっぷりハマったのでずっと応援し続けます!回を重ねるごとに殺し屋ルールがガバガバになってる気もするけどね笑。