金は心のシワを伸ばすアイロン……
ポン・ジュノ監督 2019年製作
主演ソン・ガンホ
鑑賞から10日ほど過ぎましたが、ようやくレビューを上げますわ。もう、レビューが難しい。
そもそも、何度か書いていますが、僕は韓国映画が苦手なんです(> <｡)
好きな作品はもちろんありますが、有名作で高評価の作品でもダメなのが多いんです。
で、僕は苦手な作品はレビューしないことにしているので、韓国映画のレビュー数は極端に少ない。
「パラサイト 半地下の家族」自体レビューしてませんから……。
その僕が、なぜ、今、このレビューを書いているかというと、やっぱり素晴らしかったからです。
これは本当にまいりました( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
まず、オリジナルについてですが、何がダメなのかと言うと、それを書くことも憚られるのですが、それは"生理的に苦手"としか言い様のない感覚なんです。
そこは映画の上手さにも繋がるんですが、あの漂う匂いやどぎつさに、体が"もう、無理……"ってなります。
だから、心のどこかで作品を認めていても、どうしても受け入れられない自分がいるんですよね～。
韓国映画って、語らないで"語る"というか、見せずに"見せる"という感覚が無くて、どこまでも刺激的にどぎつく語る印象なんです。それは僕の偏見で、語るほど見てもいないからなのかもしれません。でも、見る度、やっぱり無理～😂ってなるの。
こうなると、やっぱり"合わない"としか言い様がない。
でも、このモノクロバージョンの話が出た時に、それなら観たい！と思いまして。
それも、全く感覚的な話なんだけど、カラーだからこそリアル過ぎて、気持ち悪さ、居心地の悪さがストレートに伝わったけれど、モノクロバージョンは、それらを芸術性に高めてくれるのでは？と思ったんです。
で、鑑賞してみると……。
思った通り、すんごく良かった＼(^o^)／
白黒になった事で、話がすっと入るように感じました。まぁ、オリジナル版も観ているので、ストーリーを知っている、ということももちろんあります。
でも、モノクロ版の方が色々と伝わってくるノイズが無くて、ものすごく集中出来たんですよね。
また、この映画、後半の夜の大雨が重要なポイントなんですが、ここが白黒であることが本当に良かった。
夜だからこそ、黒と白のコントラストがすごくはっきりして、話のポイントがストレートに入ってくる。
そして、雨の美しさも際立つ！
計算された美しいシーンに酔いましたよ。
あ～、なるほど、確かにこりゃ賞取るわ(笑)
良かった。
良いものをきちんと評価出来て( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
映画についてのしっかりとしたレビューは、今度、オリジナル版を観直して、きちんと書き上げたいと思います( •̀ω•́ )و✧
