このレビューはネタバレを含みます
楽曲「ホワイトスター」を引っ提げたミュージシャンムーディの無茶なプロモーションをする落ちぶれプロデューサーバーロウのお話。何でベルリンなのに英語でやってんだ?
バーロウことデニス・ホッパーのハラホロ演技、半分すぎた辺りから急に面白くなったように思いました。終盤の車内のカットが特に素晴らしい。
他の人たちの演技が酷いし合ってない。演技どころか、カット割りも演出も全くセンスを感じられませんでした。と言って猛烈な熱量が感じられる訳でもなく。
脚本の筋は面白いのに枝葉が疑問符だらけ。何でいきなりラリってんだ?アーティスト志向のミュージシャンと手段を選ばないプロデューサーの組み合わせは良いんですが技術がないしムーディの演技も酷いしで滅茶苦茶。少し聞こえた「ホワイトスター」はかっこよかったです。
バーロウの間の抜けた存在感だけで保っているようで、そのズレっぷりが違和感ないくらいに全てが底上げされていたら傑作だったろうにと感じた作品でした。