ぐっさん

#生きているのぐっさんのレビュー・感想・評価

#生きている(2020年製作の映画)
4.6
NETFLIXオリジナル韓国映画

 いやぁ~面白かった!そして、限定された場所でしか展開されない実に面白いナイスアイデアですねっ!と言える展開にはガッツリのめり込めたし、この作品を通してのメッセージ力もなかなか強いものだったし、これはNETFLIXだけではなく、多くの映画館で公開してみんなに見てもらったい作品だと私は思いましたねぇ~。

 謎のウィルスが猛威を振るう中、ネットにつながらず助けを呼べない状況で主人公の青年は1人自宅アパート(日本でいうと集合高層団地と思ってください。)に立てこもり、生き残る方法を必死で考えていくストーリー。

 この作品を観たいと思ったきっかけは何気なくYouTubeにてNETFLIX公式チャンネルでこの作品の予告編を拝見して、本編を観る前に思った主人公の青年の印象は

ズバリ言って

「第七世代お笑い人気トリオ「四千頭身」の後藤さんが金髪になった。」というイメージが一気に浮かんでしまいました(笑)

 ネタやっている時のトップスの衣装がそっくりすぎて驚く中YouTubeで予告編を観て面白そうだと思い拝見しましたがいやぁ~面白かった。
 そして、主人公の青年がこの極限状態の中、どう生き残るかを考えていくうちにどんどん成長していくわけですよ。SNSを使って助けを呼ぶ、ドローンを使って様子を見る、現代技術を使って何とか生き残ろうとするけども、水なくなる、食料なくなる、そしてついにネット繋がらない、電気通らないなどどんどん追い込まれていく、はたしてどうなっていくのかの展開がこうきましたかという展開なので面白かったですよ。

 もちろん登場人物は青年1人だけではございません。(そうしないと映画作品として間が持たない。)ヒロインが出ますがなんと同じ階(またはちょっと上?)の青年がいるアパートの向かい側のアパートに立てこもっていた奇跡の出会いから始まり(奇跡すぎるやろっとツッコミたい気分(笑))、まぁ~このヒロインもアグレッシブな行動をするんですわ。
 中盤当たりの小休憩とも言えるシーンはかなり好きです。お互いに生き延びる方法を考えていくのですが、それも限界が近づいていき大きな大胆な行動に出て、クライマックスへ向かっていくんですよぉ~。

 集合アパートの1区間のみの密室劇展開、登場人物1割ゾンビ9割ともいえるほどの極限状態の本編90分の無駄のない逃げきれるかどうかのハラハラドキドキのサスペンス映画。
 ちゃんと、この作品を通してのメッセージ性もはっきりしておりこのタイトルの本当の意味がわかった時、私はおぉ~と叫んでしまいました(夜中ですけどね(笑))

 近年ゾンビ映画のジャンルも強くなってきている韓国映画の中、かなりオススメできる1本だと私は思いました。
ぐっさん

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