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日本沈没のkazu1961のレビュー・感想・評価

日本沈没(2006年製作の映画)
3.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-475 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋小松左京の同名ベストセラー小説を映画化した1973年作品『日本沈没』をリメイクしたというより、新たな視点で現代風に再映画化したという方がしっくりとくる作品です。

🖋️なので、原作や前作、そしてドラマと比較して、登場人物の設定や役回り、作品自体の軸足の置き方が全く違った作品になっています。樋口真嗣自身は、一般の市井の庶民の視点を意識して取り入れたとしていますが、その中でも主人公のわだつみパイロット小野寺(草彅剛)と女性救助隊員玲子(柴咲コウ)とのラブストーリーが際立った作品にまっています。

🖋️更に軸足の置き方が、“日本を失った日本人が放浪民としてどう生きていくのか。。。”という重厚なテーマや、移民に対する政治的な駆け引きなどの社会派ドラマの側面もあった前作やドラマに比べて、ヒーローが日本を救う、いわゆる『アルマゲドン”的なディザスターエンターテイメント作品になったところが大きく賛否が分かれるとこれではないかと思います。

🖋️しかしながら前作に比べて平成のCG技術をダイナミックに使い、防衛庁や東京消防庁の全面的な撮影協力のもと生み出された臨場感あふれる本格的スペクタクル映像の数々は見どころいっぱいです。

😢Story:(参考: google)
潜水艇・わだつみ6500のパイロット小野寺は、深海調査で日本列島が1年後に沈没するという事実を知る。調査を指揮した地球科学博士・田所は、学会に危機を訴える。やがて、日本列島では地殻変動の影響で各所に被害が出始め、犠牲者が増えていく。

🔸Database🔸
・邦題 :『日本沈没』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2006
・日本公開 : 2006/07/15
・上映時間 : 135分
・受賞 : ※※※
・監督 : 樋口真嗣
・脚本 : 小松左京、加藤 正人
・原作 : 小松左京
・撮影 : 河津太郎
・音楽 : 岩代太郎
・出演 : 草彅剛、柴咲コウ、及川光博、福田麻由子、吉田日出子、六平直政、大倉孝二、手塚とおる、柄本明

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1973年にもオールスターキャストで映画化された小松左京によるSF小説を「ローレライ」(05)で長編劇場映画デビューを果たした樋口真嗣監督がリメイク。日本海溝直下の大規模な地殻変動により日本列島の大部分が海中に沈むという予測が発表され、その発表を前後してマグニチュード8クラスの大地震が連続発生する。
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