ほんとに予想外のラストだったわ〜
実話ですからね。
スウェーデンの刑務所で、実際にあった話を映画化したそうです。
売れない俳優が、刑務所の受刑者たちに演技指導をし、舞台で披露するというもの。
そもそも舞台の演目は「ゴドーを待ちながら」不条理劇として有名らしいけど、受刑者たちの心理とリンクしているようで、内容を知っていたらもっと楽しめたのかな〜と思った。
囚人だから当たり前かもしれないけど、皆とっても個性的。
彼らを指導する売れない俳優の苦労たるや。悩める中年エチエンヌをカド・メラッドが好演。最近見たばっかりの「クイーンズ・オブ・フィールド」でもいい味出してました。
舞台で喝采を浴び、高揚感や達成感に浸るも、ひとたび舞台から降りれば囚人としてび檻の中へ。
観客からのプレゼントすら没収される。
複雑な思いを持っていたことも、理解はできるんだけどね。
エチエンヌの奮闘もさることながら、刑務所長の寛大な心にも感動する。
まさかそんな人達の恩を仇で返すなんてことは、流石に有り得ないよね〜と思いつつ予想外のラストへ…
特に感動ということも無く、変な意味でエチエンヌが報われたラストだったなという感じ。
フランス映画なんで、派手な着地はないですよね〜
そこが好きなんですが。