通りすがりのナポリタン

コリアタウン殺人事件の通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

コリアタウン殺人事件(2020年製作の映画)
4.5
近所で起きた殺人事件を追うモキュメンタリー作品、であるはずだが・・・不気味すぎてトラウマになり、眠れなくなりました。

アメリカのロサンゼルスのとあるコリアタウンに住む主人公、ある日近所で妻が夫を殺すという殺人事件が起きた。何故かこの身内でもなければ知り合いでも無い人達の間で起きた殺人事件が気になり、主人公は調査を始めたが・・・

ホームビデオのようなゆらゆらとした画質で殺人事件についてインタビューしたり、現場に行ったりとあくまで殺人事件の調査をしてるんだけど、ふと気になることが積み重なって本当に不気味で怖い、コリアタウンの日常に主人公にとっては非日常がくい込むことにより、この映画なのか映画じゃないのかわからない映像にどんどんと不穏な空気が流れ込む・・・

いちばん不気味なところはこの映像が、どこから来たのか分からないところ!監督わからない、出演者わからない、という徹底ぶり!本当に出演している人達も俳優さんに見えないしリアルにこんな人いるな〜って感じ、主人公も顔が最後までわからない。(この映像の中で取り扱っている殺人事件を調べたらなんと検索に引っかかりました・・・制作側のやらせか、本当にあった事件なのか、リアルに恐怖がくい込んできました。)
ラストシーンは鳥肌が経ちます。こんな映画ある?!

トラウマ必須のある意味最強映画でした。一人で見るのはお勧めしません。