ハメルンの笛吹きの作品情報・感想・評価

ハメルンの笛吹き1983年製作の映画)

製作国:

上映時間:50分

2.9

監督

『ハメルンの笛吹き』に投稿された感想・評価

4.0
薄皮被ったような現実描写はこの当時から。
『おかえり』『あれから』の丘はこの時に初登場。

篠崎誠監督、大学時代(35年前)の8mm作品。
現在〝篠崎監督式美学〟と私が感じる様々が、散りばめられていた。

立教大学の夏と秋の風景の中、廊下を捉える移動、階段を降りる学生の背後のつきあ…

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am
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あそこの校舎で飛び降りがあったらしい、東京の自殺者が連日100人を超えたというニュース、笑顔で別れた友人のアイツが突然の自殺、、、と
なんでもない大学生の日常をジワジワと"死"が侵食していく。

モ…

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この怠惰な時間、友情、死に吸い寄せられる青春
その後の篠崎誠がすでにある。傑作。
カメラの前で起こる芝居そのものが魅力的じゃないのに、無理矢理カメラの移動で劇的に見せようとしている。カメラはあくまで目の前の出来事を記録することしか出来ない。

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