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ウルフウォーカーのkazu1961のレビュー・感想・評価

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)
4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-599
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋とても美しくて、そしてとても力強い、全ての映像に無駄がなく驚きの造形、驚きの映像の連続。本当に素晴らしいアニメーション作品です!!画面分割、モンタージュ。。。見るものを惹きつけて離さない編集は流石!!

🖋 『ブレンダンとケルズの秘密』『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』、そして三部作の最終章『ウルフウォーカー』はケルト文化の古典、自然崇拝の精神がトム・ムーア監督、ロス・スチュアート監督によって美しい色彩と造形、躍動の光が加わった映像で見事に描かれています。

🖋前二作と同じく2D手描きアニメーションの世界観は踏襲し、今回はオオカミから見た風景を、3Dソフトウェアを使ってダイナミックなカメラワークで表現しています。それが躍動の光として巧みに表現されています。

🖋狼と人間。自然と人間。。。愚かな人間社会を浮き彫りにさせながら、美しい魂と心を魅せてくれる、そんな作品です。主人公の少女ロビンはオオカミと人間との共存の道を探そうとします。古代ケルトの人々はオオカミを自分たちより強い生き物と捉え、尊敬の念をもって接したといわれています。全ての生命に謙虚であること、そんな強いメッセージが本作の優しさを生み出しています。(参考:公式サイト)

😌Story:(参考:映画の時間 )
中世アイルランドの町キルケニー。イングランドからオオカミ退治のためにやって来たハンターを父に持つ少女ロビンが、森の中で友だちになったのは“ウルフウォーカー”のメーヴだった。人間とオオカミがひとつの体に共存し、魔法の力で傷を癒すヒーラーでもある彼女とロビンが交わした約束は、図らずも父を窮地に陥れるものだった。だが、少女は勇気を持って信じる道を進もうとする。

🔸Database🔸
・邦題 :『ウルフウォーカー』
・原題 :『Wolfwalkers』
・製作国 : アイルランド・ルクセンブルク
・初公開 : 2020
・日本公開 : 2020/10/30
・上映時間 : 103分
・受賞 : ※※※
・監督 : トム・ムーア、ロス・スチュアート
・脚本 : ウィル・コリンズ
・原作 : ※※※
・撮影 : ※※※
・音楽 : ブリュノ・クレ、キーラ
・出演 : オナー・ニーフシー、エヴァ・ウィッテカー、ショーン・ビーン、マリア・ドイル・ケネディ、サイモン・マクバーニー、トミー・ティアマン、ジョン・ケニー、ジョン・モートン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
アイルランドの歴史や神話を題材にした「ブレンダンとケルズの秘密」「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」で連続してアカデミー長編アニメーション部門にノミネートされたトム・ムーア監督とアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」が、前2作に続くケルト3部作の3作目として手がけた長編アニメーション。アイルランドのキルケニーで伝えられてきた、眠ると魂が抜けだしオオカミになるという「ウルフウォーカー」を題材に描いた。中世アイルランドの町キルケニー。イングランドからオオカミ退治のためにやって来たハンターを父に持つ少女ロビンは、森の中で出会った少女メーヴと友だちになるが、メーヴは人間とオオカミがひとつの体に共存した「ウルフウォーカー」だった。魔法の力で傷を癒すヒーラーでもあるメーヴと、ある約束を交わしたロビン。それが図らずも父を窮地に陥れることになってしまうが、それでもロビンは勇気を持って自らの信じる道を進もうとする。
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