ケイスケ

ディープ・ブルー3のケイスケのレビュー・感想・評価

ディープ・ブルー3(2020年製作の映画)
2.5
間違いなく2よりは出来が良いとおもうのだが、そのぶん無難な仕上がりのためシンプルにつまらなくなったという困ったことになってしまった😥

モザンビーク海峡に浮かぶ小さな島リトルハッピー。そこで海洋学者のエマは、AIを使って島周辺に暮らす生物について日々研究をしていた。ある日、魚の繁殖地であるこの場所に3体のオオメジロザメが侵入してくる。そのオオメジロザメとは遺伝子操作され狂暴となったサメたちだったのだ。

なんかこのシリーズはスタローン主演の『大脱出』シリーズを思い出す。最初は予算もかかってセットもちゃんとしてる。2作目は施設がハイテクになったけど予算が激減。3作目は少し原始的な舞台になって普通につまらなくなったとことか。こじつけかもしんないけど笑。

一応、前作には頭がおかしいキャラもいてソイツだけはちょっと面白かった。ただ前作で意味不明なのは施設が水没したら、赤・青・緑の一色の画面が交互に映し出されたため、目にも悪いし画面酔いした。一体なにを考えているんだ。本作は一応、自然が舞台なためそういうムカつくことは起きませんでした。

肝心のサメがあんまり出てこず、登場人物たちの人間ドラマが多い。…これはもしかして『ジョーズ』オマージュなのか?一応、シリーズ通した共通点としては遺伝子操作された知能が高いサメが出てくるという点でしょうか。ただ、1、2作目ともに水没する施設からの脱出という共通点もあったため本作でもそれをやってほしかったかな。

良かった点は、日本人キャストの蒼れいなさんがなかなかオイシイ役を与えられていたことかな。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の真田広之ですらあんな雑な扱いですし、まだまだアメリカ映画の日本人キャストは目立たなかったりしますからね。あと良い点は悪役の無駄に格好いい回し蹴りとか、ラストのBGMが結構良いとか…そんくらい!あ、サメのこと全然褒めてねーや🦈笑。