【あんたも死ぬし俺だって死ぬ。みんないつか死ぬ、、、だが今日じゃない】 「『ネオン・デーモン』みたいな色彩で「彼女は明日死ぬよ」と言い続ける虚無」、「何故か『DESERET』のジェームズ・ベニングが台詞ありで出演している」といった情報が私の耳に入る映画『SHE DIES TOMORROW』を観てみた。最近のホラー映画の潮流に、哲学、心理学、社会問題をメタファーにした作品群というものがあり、その真理にたどり着けたかどうかで賞が獲れたりする。『触手』をはじめとして、この手の厄介なホラー映画はヒューマントラストシネマ渋谷恒例企画《未体験ゾーンの映画たち》で取り上げられることが多い。本作は恐らく来年の祭に来るであろう。そして、本作はメチャクチャ面倒臭い作品でありました。