彼女のいた日々の作品情報・感想・評価・動画配信

「彼女のいた日々」に投稿された感想・評価

ひろ

ひろの感想・評価

3.1
わりと好きな女優さんが多数出てるので鑑賞!

オーストラリア出身の25歳の女の子ナオミがNY、ブルックリンにやってきた事で2組の夫婦があれやこれやになるお話。

どの視点で見ても共感出来る事はなかったけど何気にナオミが1番マシだった。
先日みたクイーン・オブ・アースとはまた趣きの違う作品だが、冒頭とラストの静かめ&まるで平凡にみえるニューヨークの街並み撮影がやたらと胸を打つ。設定やストーリーもかなりベーシックで、みんなコレやりたいヤツなんだろうけれど、この監督のは頭ひとつ抜けている気がする。素晴らしかった。そしてアドロックはほんと上手いな。

お洒落すぎるパンツスーツやスィルク(シルク)のブラウスで出勤の精神科医クロエ…相変わらずカッコいいス
PG12

PG12の感想・評価

-
男たちの翻弄されっぷりが表情とかちょっとした態度に表れ、それが回りの人間関係に変化を与えていくところが興味を引くし、ずっと観ていたくなる。
好みではないし、ミッドライフクライシス的あるあるを描いた映画的にもあるあるな映画。

ただまあ見どころはあるというか、THIS IS USみたいな感じで、同ステージや同年代が観ると色々拾ってしまうだろうと思う。

夫婦の在り方や家族の在り方を考えながら絶えずどこかで誰か、男と女が交差する。
そんなもんだし、何をどう仕分けて捌くかはその人次第、結局ただそれだけ。
ああ、確変をもたらすのが「若さ」だけど、それすら誰もが一時は持っていて手にあるうちは失うことなど考えもしないもの。

おかげさまで映画として客観的に観ることができたので言葉にできるけど、個人的には意固地になっていいことは何もない、ショックやトラウマからのパラノイアが何よりも自分の人生を狭めて不幸にする。
生きていけばいくだけ手にする種は増えるけど、どの種を植えるも植えないも実は自由だ。
そう思った。
新作公開に備えて。唯一国内に入ってきてるアレックス・ロス・ペリー作品。脚本だけだと『プーと大人になった僕』もだけど、個人的にあれは年間ワーストだった。今作はいかにもマンブルコアを通過した群像劇という感じで概ね好き。全体的に重苦しくはあるが、ラストのあっけなさも含めてサラッとしてる。いくつもの場面が緩くディゾルブによって繋がり、彼らの人間関係もまた実体を得ないままつながっている。
goslinK

goslinKの感想・評価

2.0
オーストラリア出身の25歳の女の出現に心を乱される2組の夫婦のはなし。
全体的に腑に落ちない感じ。
『Queen of Earth』に続いて年代ベスト級の傑作。だが方向性は真逆。パラノイアや虚をつく展開は抑えられ、極めて素朴にコミュニケーションの断絶が描かれる。誰もが最も大事にすべき相手との関係を疎かにし「向き合わない」。"日々"の終わりと、修復の兆し。

2019/01/25
meowning

meowningの感想・評価

4.0
無意識な「嘘っぽさ」に満ちた映画。例えば同じ言葉を2回続けて言うと嘘っぽくなるし、弁解のように2回キスすると何か裏があるなと思ってしまう。極めつけは、待ち合わせに遅刻した理由を妻に聞かれたときに放った台詞。「男性と会ってきた」!!(翻訳のせいか?いやでもこんなあからさまな言い訳って・・・)
全く違う映画なのに、ホン・サンス『それから』からカサヴェテス『こわれゆく女』までをも思い出す。彼女=エミリー・ブラウニングが去った後、向き合わざるを得なくなった夫婦が互いを探りながら顔を窺うシーンのサスペンスさに痺れる。頑なに目を合わせないことで緊張感が持続する。ロス・ペリー、初めて観たけどよかった。他の作品も観たい。
己の人生にプラスになる人生訓や説教を求めて表現に触れている人を呆れされるような映画で良かった。若くて可愛らしい一人の女性が現れたことによって中年の男女がこれまで生きていた無意味な人生と向き合わざるを得なくなる、重苦しくただただ虚しく、普通の人たちのなにも起こらない日常は淡々と続いていくだけ。そもそも人は変わらない(成長しない)、もうこの年になり劇的なドラマなど必要としていない。静かに平穏にたまたま側にいただけのパートナーと死んでいくしかない(絶望として)。ウディ・アレンの流れはもちろん、ロメール的な欲望の寸止め感、ホイット・スティルマンよりは寂しく、ノア・バームバックほど感情をむき出しにすることもない、ユーモアを抜かして更に退屈にさせたホン・サンス映画の匂いはどことなくある。『ロスト・エンジェルス』も最高だったアダム・ホロヴィッツの芝居はやはり抜群。ラストの街並み、好きなタイプの映画だった。
半端に好意を寄せてきた中年ボスとの気まずい空間、ボスが炭酸水を噴出させちゃうのにも振り向くことのできないエミリー・ブラウニングの横顔のアップ。ヘマが続く音。仄かな反射の映画。
>|