ペコリンゴ

キリング・マシーンのペコリンゴのレビュー・感想・評価

キリング・マシーン(2020年製作の映画)
3.5
記録。
特技:皆殺し。

スコット・アドキンス主演の日本劇場未公開アクション。ジャケ写はまるで戦争アクションだけど全然違う(笑)

妻に先立たれ男手一つで反抗期の息子テイラーを育てるリチャード。ある日何者かの襲撃を受けテイラーが誘拐されてしまう。誘拐犯は対立する組織の壊滅を要求。リチャードは愛する息子を救うため、指示に従い殺戮を開始する…。

元工作員の殺人兵器という血塗られた過去を持ち、並外れた戦闘能力を有する父親という役柄のスコット・アドキンス。本作はそんな彼の無双アクションを楽しむための映画。

不本意ながらも悪役の指示に従わざるを得ないという状況は僕好みではあるものの、やはりなんというか…「暴力では何も解決しない」と息子を説く父親が暴力で苦境を解決していくというストーリーは粗いとか以前に根本的に間違ってる気がする(笑)

とはいえ、本作にきめ細かで説得力のあるストーリーを期待するのもまた間違っているのかもしれない。”次世代のヴァンダム”と言われるアドキンスのしなやかでキレのあるアクションが堪能出来るだけでおおよそ満足。

尺も短くテンポも良い。何も考えずにサクっと楽しめる映画をお求めの方にオススメ。