さて書き溜めているレビュー吐き出し期間PART2。
"許されタンな一日の2本目は前評判がえげつない今作!『カードカウンター』を観た劇場から電車移動を余儀なくされるスケジュールなのでマジで高速移動したかったです!"
…こんなことも書いていたなぁ。こういう過去の文章とか読むと筆が止まりますなぁ…はい、そうです。私は大掃除出来ない人です。
いやぁ、お盆ですなぁ
あらすじは速く走りすぎて時間を遡り、過去改変したらエライことに!?…的な感じです。
【俺たちのヒーロー】
鑑賞していて感じたことは「フラッシュ頑張れぇ!」でアメコミに詳しくなく彼についてあまり知らない私でも胸が熱くなりました。しかも、こういう超速ヒーローの能力が丁寧に描かれている作品って結構珍しい気がして、速いだけではなくどのようなところが出来るかを台詞ではなく絵で示し、それを人命救助というヒーロー映画で必ずアガるシーンで、しかも映画の冒頭にブチ込むあたり今作の作り手の皆さんが如何に信用出来るかがわかります。
結構燃費が悪いとか妙に納得してしまいました。
また、能力だけではなくこのフラッシュというヒーローの内面を軸にした物語のおかげで『ジャスティス・リーグ』で"速い人"という印象から、一人の等身大の悩める青年として捉えることが出来て、グッと距離が近くなりました。
なんかスパゲッティ作ってあげたくなりますね。
【私のお墓の前で超速移動しないでください】
ご多分に漏れずフラッシュの選択にグッときましたね…それこそ宮崎駿監督最新作の『君たちはどう生きるか』に通ずる精神性を持っているような気がします。
ネタバレになるので多くは書けませんが、これからくるお盆に観るにはうってつけな作品でもある気がしますね。
【最後に】
前髪重めなスーパーガール(演じていたサッシャ・ガジェさんは今作がデビュー作という恐ろしさ!!)とマイケル・キートンのバットマン、この二人が主人公に負けず劣らずの存在感でこの二人の映画を作って欲しいです!人間に酷い目に遭わされたのに善の心を絶やすことなく燃やしているスーパーガール、傷を縫っている際のニヤつくバットマン…最高すぎるッッ!!
同じ時期に公開されていたこれまた同じマルチバースが舞台である『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』とは物語が真逆でありつつ、若者の成長譚であるという共通点もある…これを『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』とセットでレビュー上げたかったなぁ。