バルバワ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのバルバワのレビュー・感想・評価

4.3
GWの最終日、我が子ことバル子(仮名/4歳)と映画館デートに行くこととなりました。

なので今回のレビューは《バル子とバルバワの映画日記~ザ・バルバワファミリーズ・インムービー~》となります!

いやぁ…バル子「ピーチピーチピチピチピチピーチ♪」

あらすじは配管工の相方であり弟のルイージをクッパにさらわれてしまったマリオ。主人公マリオとキノコ王国のピーチ姫はルイージを助け出す為、王国を守る為いざクッパがいる城へ向かう!…的な感じです。

【ポップコーンへの執着】
映画館に着いてから早速ポップコーンを買いたがるバル子。何味のポップコーンを食べたいかを聞いてみると「キャラメル…いや!イチゴのやつ!」と普段頼まないとんでもなく甘いストロベリーミルクポップコーンをチョイスしました。
どうやら、今回の映画には妻がいないということに目をつけたようです、恐らく普段から食べたかったのか「パパには2個あげるね!あとはバル子の!」という父親譲りのみみっちさを発揮していました。
しかし、うちのバル子はなんだかんだ優しいので全体のポップコーンの半分くらいは食べさせてくれましたよ、ありがとうね。

【可愛い子どもと五月蠅い大人】
少し怖いシーンでは「きゃー!」と悲鳴を上げながら隣りにいる私に抱きついてきて、マリオやピーチ姫、ドンキーがピンチを切り抜ける度に「よし!」と熱い拍手を送っていました。
特にピーチ姫が好きだったようで彼女が活躍するシーンではとにかくスクリーンから目を離さず、近年稀に見るくらいに物語に没入していました。

鑑賞後、ピーチ姫の活躍を鼻息荒く語っていたバル子に対して「確かに今作のピーチ姫はカッコ良くて魅力的だったけど、少しマリオにとって都合が良いキャラクターだった気がする。君主としての気高さは十分描けていたから、一人の人間としての彼女の内面を深掘りして欲しかったなぁ。彼女の出自とか考えると続編はそこを軸にピーチ姫の作品を作って欲しいかな、パパは。」とか言わなかったのは私が大人だからですよ?

【バルバワの感想】
とにかく《スーパーマリオブラザーズ》を一度でもプレイしたことがある人はアガることは間違いない今作。冒頭のマリオとルイージがパイプの故障を直しに行く道中の横スクロールアクションは旗までついていたり、やはり近藤浩治さんが作曲したあまりに有名なマリオの音楽が"ここぞ!"という所で流れるので視覚的、聴覚的な快感が半端なかったです。

ただ、最後のバトルは勿論「待ってました!」とアガるものの、ヒーローとして活躍して周りに認められるのではなく、あくまで配管工として人命救助をしてヒーローとなる方が好みでした。

あと、ルイージがヒロイン。マリオとの再会シーンでは背後がハートだし。

【バカ親の浪費】
鑑賞後、恒例のパンフレット購入タイムに突入する予定でしたが…なんと完売!そのことをバル子に告げると「えぇ〜〜〜…」と酷くガッカリしていました。そして、じ〜っと売店を見て「もう、コナンでもいいか!」と別の作品のパンフレットをねだるというルール無用の要求をしてきました。

それは流石にルールに反し過ぎているので心を鬼にして却下。その代わり、ユニクロで今作のTシャツを買う約束をしたものの今作のTシャツはピーチ姫メインのものがなく「ピーチが良かったのに…」とぶーたれていましたが最近ハマっている《スパイファミリー》のTシャツもつけると伝える「え!いいの!?」とすぐに機嫌を直していました。

そして、後日『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー VOL.3』の吹き替えverおかわりをした際の映画館に売り切れだった今作のパンフレットを購入することが出来たのでバル子に渡すと内容が子ども向けではなかったので秒で飽きていました。

そういうものだよね。

【最後に】
映画自体は楽しんでいたバル子。お風呂に入るときはクッパによるピーチ姫の歌を歌い、ことあるごとに「マリオンしよ!」(←バル子は"ン"を付けます)と《マリオパーティ》をやりたがります。1度家族でプレイした際に3人ともCOMのワルイージにボコボコされ(因みに強さは"ふつう")、それが悔しすぎたバル子は「あの紫のヤツ(ワルイージ)、嫌い!ぶっ飛ばす!」と怒りを露わにしていました。今度は勝とうなバル子。

あと、今回の鑑賞で1番胸に残ったのは劇場をあとにしようとエスカレータの近くに差し掛かった際に見かけたマリオの真似をしてジャンプ&パンチを繰り出していた少年ですね。彼のおかげでだいぶ余韻が爽やかになった気がします。
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