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最後の試験のtetsuのレビュー・感想・評価

最後の試験(2019年製作の映画)
4.0
ショートショートフィルムフェステイバル & アジア2020のオンライン会場で鑑賞。

男子小学生・ミン。
英才教育もあり、クラスの成績トップ3になった彼は、とある理由で先生に呼び出される。
そこには、同じく成績上位の2名が集められており、先生いわく、「転校する同級生ニナのために勉強を教えてあげてほしい」とのことで……。

90点台の勝負で、負けたら落ち込む主人公・ミンに「意識高ぇ……。」と純粋に尊敬していると、そこからは、思わぬ感動展開に。

頭の良い3人が決めた"ある選択"が、自信のある彼らだからこそできる余裕のあるものだったため、ベストではなくベターには感じたものの、それ以外は文句なしの名作。

達観した表情のミン、携帯大好きベラ、効率的なラフィクと、明るく努力家のニナ。
短時間ながらも、登場人物の個性が際立ち、癒される内容。

さらりと"ある難病"の理解を深めさせてくれるのも良い。

『ワンダー 君は太陽』辺りが好きな人は、確実に観て損のない短編だと思う。


参考

最後の試験 / Final Exam|THEATER|Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE
https://sst-online.jp/theater/8596/
(本編はコチラ。)
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