サラリーマン岡崎

サマーフィルムにのってのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
5.0
映画好きのための映画や…。
映画しか勝たん映画や…。
映画が好きでよかったと思わせる映画や…。

青春・ラブコメ・時代劇・SFとジャンルてんこ盛りな今作だけど、
多様なジャンルだけでなく、過去作のオマージュも入れてるけれども、
それらがごちゃごちゃすることがなく、
整理されているところがすごい。
いろいろと研究をして作られているんだなと感じる。

そうやって様々なジャンル・作品を入れ込んでるからこそ、
映画の面白さが詰め込まれている。
時代劇が持つ主人公と敵の戦いに感じる胸キュンと、
ラブコメの主人公と相手に感じる胸キュン、
胸キュンの種類は違うけれども、共通するところがあることが映画を観ているとわかる。
「映画は過去と未来をつなぐ」という台詞が今作では出てくるが、
昔多くの人がときめいていた時代劇と、
現代多くの人がときめいているラブコメは、
つながっている!!!
素敵かよ!!!映画やべぇ!!!映画しか勝たん!!!

時代劇を撮る主人公とラブコメを撮るライバル、
どちらも似たような思いを持っていて、
そして2人が作品を撮ることで戦い合う姿はまさに時代劇。
そして、もちろん青春映画につきもののラブコメ要素もある。
青春映画は時代劇とラブコメを合わせたジャンルだったのか!!!
素敵かよ!!!映画やべぇ!!!映画しか勝たん!!!

今俺が観ているこの映画は過去や様々な作品が成し遂げてきたことを集約してつくられた
とてつもないものではないかと気付かされる。
素敵かよ!!!映画やべぇ!!!映画しか勝たん!!!

そして、ラストシーン…。
まさに時代劇・ラブコメ・青春がかけ合わさった素敵すぎるシーンだ…。
俺が映画を観る理由のひとつは、胸キュンを感じたいからだったわ…。
だって、人生胸キュンじゃん。
人間に心があるから、胸キュンが感じられるのがマジ幸せじゃん。。。

こんな作品を作ってくださって、
本当にありがとうございます…。
MAJIDE EIGASHIKA KATAN