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ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけているのArdorのレビュー・感想・評価

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新宿ピカデリーにて鑑賞
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 本当だったら今年日本にツアーで訪れるはずだったビリー・アイリッシュ。まあ、僕は4回抽選して全部外れたわけだけど。北米のツアーが先ごろ発表され、ワクチンの目処が立った北米のみとりあえず発表されている。来月末アルバムがリリースになる「happier than ever」ツアー。本作では「幸せになったことがないから、暗い曲を書くのが当然だ」と言っていた彼女が「my future」で、「自分の未来に恋している」と歌い、「今までで一番幸せ」というアルバムを出す、心境の変化が気になる。
 この映画ではビリーのオフの歌唱風景がたくさん収められており改めて、ビリー・アイリッシュの歌唱がすごいレベルだとわかる。またフィニアスはビリーに「劣等感を感じるから作曲が嫌い」と言われるほど作曲編曲能力がケタ外れていて、改めてこの二人の凄さと、もっと言えば家族の中の良さを通じてホームスクーリングの良いところについて突き詰めて考えてしまう。
 ミラノ公演で「bad guy」で踊っているときに足を捻挫してしまい、「中途半端なショーをするくらいなら中止したい」といって舞台袖に消えて行くビリーだったが、端的に彼女を表してるのかなぁと思った。
 またアジアツアーが発表されて今度こそ、抽選が当たったら、この映画のライブのオーディエンスみたいに大合唱したい。
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