Mayo

あの夏のルカのMayoのレビュー・感想・評価

あの夏のルカ(2021年製作の映画)
3.9
夏に観るのにぴったりの作品。
特に旅行にも気楽に行けない今、美しい港町や海の中の世界をたっぷり楽しめるって最高でした。

古き良き少年時代の、スタンドバイミーみたいな、ひと夏の少年たちの友情物語。なんでか懐かしさを感じて、夏の匂いがしてくる。

少年たちのロマンがたくさん詰まってて、息子も惹きつけられていました。
ベスパ、宇宙、潜水服、自転車レース…

北イタリアの港町という設定が本当に良かった。海だけじゃなく、街並みや、ジェラートにパスタの美味しそうなこと。
ジェラートを食べているおばあちゃんたちにはびっくりだったけどそんなラストも痛快で。

そして海の世界はディズニーっぽさ満載。
おばあちゃんのキャラ最高。
濡れるとシーモンスターに戻ってしまうという設定もハラハラして楽しい。

ラストは感動して涙が…汽車を見送るっていうシーンってなんであんなに泣けるのかな。
未来へ向かって進むルカと、そんなルカの背を押したアルベルト。2人の未来は明るいはずなのに、なんだか切なくて、懐かしくて、心がキュッとなる。
子供も楽しめて、大人も楽しめた。素敵な映画でした。
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