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アメリカの友人のhiraginoのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカの友人(1977年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

雨上がりの港町の朝、大都会のビルが霞む夕暮れ、どこまでも淡い色の浜辺、印象的な赤い車と海…。
画面がいちいち美しい。どこで止めてもポストカードになる(あったら欲しい)。

物静かな職人には無縁だったはずの物騒なマフィアの世界と、静かで穏やかな日常を行き来するスリル。
騙されて巻き込まれていくヨナタンをハラハラしながら見守った。
気持ちはわかるよー、でも駄目だよヨナタンー!!って思いつつ、ストーリーが面白くて見入ってしまった。
それにしてもヨナタン、素人なのにそっち方面(殺し屋)の才能ありすぎでしょ。

奥さんの愛情がとても深い。すごいと思った。息子のダニエルもとても可愛い。
だけど、トムとの奇妙な友情もとても良いんだよなあ。両立しえない、対極のものなのに。
トムはヨナタンに憧れてたのかな。気持ちはなんだかわかる気もする。
ラストの笑顔…。

若かりし日の役者たちが皆とても素敵。豪華な映画だった。
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