Tom2022

クライマーズ・ハイのTom2022のレビュー・感想・評価

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)
3.5
土合駅と言えば、谷川岳のふもとにある地下駅です。この駅から、このドラマが始まります。

1985年8月12日に524名を乗せた飛行機が、群馬県上野村にある御巣鷹山に墜落しました。この映画は、この事故を記事にしようとする地方新聞社の記者たちのお話です。

北関東新聞社の悠木(堤真一)は、この墜落事件のリーダーとして、情報を収集しながら、社内の意見の相違を乗り越えて記事をまとめて行きます。

この映画を見始めてから気付いたのですが、この映画は登山の話ではなく、新聞社の記者たちの活躍を描いた話でした。また、飛行機が山の中に落ちたので、クライマーが情報収集に活躍する映画かなとも思ったのですが、そうでもありませんでした。この墜落を記事にする人たちのお話です。特に、地方新聞のプライドや存在意義を考えさせる作品でした。

一言で言うと「緊迫感」たっぷりです。地方新聞社の中での人間関係や軋轢がよーくわかります😄。この人間関係の描写が見事だと思います。また、それを演じている堤真一さんも、堺雅人さんも、それ以外の役者さんたちもみんな迫力満点です。

すごくドラマチックで見ごたえがある作品ですので、これを見て新聞記者になりたくなった人も多かったんじゃないのかなと思います。

ちなみに、クライマーズ・ハイって山登りをしている人がハイになっている様子らしいですね。

今でもこの飛行機の墜落原因は、グレーのところがあるようですね。さて、悠木の決断は正しかったのでしょうか。
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