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変態
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『変態』に投稿された感想・評価

新しい部屋に転居してきた一人暮らしの女性(前原祐子)が、見知らぬ男による凌辱行為を夢想してしまう。エロ妄想を刺激させられた女性のジタバタ模様を描いている、新東宝配給のピンク映画。

端的に述べると、"虚実不明瞭な状態に陥れられる系"の物語。転居と同時に、リンゴの皮を剥くイメージを幻視して、誰かに犯される淫夢を見て、痴漢電話を受けていく。そして、口ではイヤイヤと言いつつも、下半身の疼きが覚醒してしまう。

下元史郎の兄貴が、不動産屋の役柄で登場するため、テンションが爆上がり。「早くパンティ脱げよぉ」「アソコ舐めてやるよぉ」「濡れてるんだろぉ」という、痴漢電話が抱腹絶倒の面白さ。チン〇、マン〇のワードが寸前で止められるところも笑える。

被虐と羞恥のアシッド空間に落ちていく感覚、ひいては大都会での孤独な暮らしにより頭がアッパラパーになっている感覚を楽しむことが可能。直接的には描かれていないが、"バブル期の闇"を起点にした、サイケデリック・トランスという捉え方もできる。
夢→幻想→現実のミニマルな反復。前原祐子と林檎。退屈さとニュアンスのみが異常肥大したようなまるで好みの作品。
3.9
ある若い女性の退屈な日常を引っ越してきた部屋に潜んでいる性的な欲望による空想が徐々に蝕んでいくという一歩間違えたら変なホラーになるか単調になりそうな展開が、イメージ映像の巧みな連鎖と日常に潜んだ不安をさりげなく切り取った磯村一路(本作では北川徹名義)監督の手腕により見ている人にもじわじわと主人公に伝わる不気味なものが伝染してくるような後の黒沢清やJホラーを先取りするような作品へ。

フォロワーさんも語っているように本作では製作されたバブル期に生きる人間の言い様のない不安を扱っているのも作品のスパイスとなっており、それが性の悪夢と混ざりあって襲いかかってくるラストへと結実していく。まるでバブルの裏に隠された人間の闇を暴いたような展開は、金に浮かれた当時の邦画界を尻目に黙々と最低な賃金と劣悪な製作状況で映画を作っていたポルノ映画であればこそ出来た仕事だと言えよう。

そこらへんにいそうな不動産屋さんを演じる下元史朗の自然な演技も見事。

『変態』に似ている作品

反撥

上映日:

1965年08月18日

製作国:

上映時間:

105分

ジャンル:

3.8

あらすじ

ロンドンで姉と暮らすキャロル。姉が妻子持ちの男を毎晩連れ込むことに嫌悪感を抱き、同時に男性への恐怖を募らせていた。ある日、姉がその恋人と旅行に出発。束の間のひとり暮らしを始めたキャロルは、…

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