このレビューはネタバレを含みます
恋人を亡くしたアデラが旧ユーゴをフラフラ回るロードムービー。一般人が多く起用されているようですが、その素人臭さは活かされず。
何かが起こりそうで起こらないというミスリードは面白いですが、リアリティが弱いなので余り効果的に思えず。演出やテンポも今一つで、間延びしているように感じてしまいました。ただ、旧ユーゴの風景や人物たちは魅力的。
終盤、アデラがカタリナと寝るシーンがありますが、そこもリアリティ感じられず。即興的に撮っているのはよく伝わるんですが、上手く繋げていないように。
それでもやりたいことはかなり伝わってきて、完成度が上がれば抜群に面白そうだなと感じた映画でした。