とりん

ブレット・トレインのとりんのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.3
2023年50本目

伊坂幸太郎原作の「マリアビートル」を「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がプラッド・ピット主演でハリウッド実写映画化した作品。
原作は知らないけど、おそらくかなり脚色したとしか思えない内容。ここまで間違った日本を描いた作品も近年では珍しい気がする。話題となっていた富士山の位置、お引越ししたのかな。
ところどころ日本のちゃんとした風景もなくもないけど、それもたぶん合成だし、順序とかはしっちゃかめっちゃかな気がする。
出てくるキャラクターもあれはオリンピックのキャラクターをいじったのかな。

京都駅以降の新幹線の線路もどうなってるのかなって感じがするし、乗客はどうなってるのとか、あれだけやって日本の警察騒がない理由もないし、もうツッコミどころ多すぎてどこから処理すれば。
めちゃくちゃB級感ある内容なのに、出演者にはアーロン・テイラー=ジョイ、ジョーイ・キング、真田広之など一流すぎるし、カメオ的にちょい役でサンドラ・ブロックにライアン・レイノルズまでいる。このキャスト陣だけでもかなりのもの。
ストーリーはまぁずさんにちかいけど、それはあってないようなもので、バイオレンス・B級感・アクションな割に2時間越えの作品というのも長くないかと思ってしまっていたが、観ているとあのテンポ感で退屈せずに最後まで観ることはできた。
このツッコミどころ満載な内容でも嫌いにはなれない、むしろ楽しめる。
こういう類の作品好きな人は好きそうだなと感じるけど、個人的にどハマりとまではいかないかな。
とりん

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