繋
日本人が作る日本の映像作品が大好きだ。
台本通りに進まないのが人生だと言う。
もちろん撮影も。でも大勢の人間が集まってなにかひとつのものを作り上げる。ちっちゃい頃から学校やコミュニティでやらされていたそれは、この日のこの列車のためにあったんじゃないか。
そうだよね?カムパネルラ。ほんとうの幸いはきっと銀河にある。
ご都合主義?物語が薄い?そんなの分かってたじゃないか。そんなものを求めていたんじゃない、わたしはこのバイプレウッドで作る豪華で壮大な旅を観るためにこの列車をホーム上から見守りにきたんだよ。
とにもかくにも豪華。シーズン3でしっかり見届けてきたどのチャンネルも資金難やコンプラ、決め台詞に悩むこともなく主役争いも解決、文字通り平和な元のバイプレウッドの話に心が躍った。そうだ、これが観たかったんだ。
セットの大道具って、組み立てる時はあんなにワクワクするのにバラす時はなんであんなに悲しい気持ちになるんだろうな。ただの板と柱なのに。でもそうか、役者とスタッフが一致団結して作り上げたものが乗っかってんだもんな。どうか、この先もこの物語が続いていきますように。
「Who am i」、「Fuu am i」?
ほんとうのFuuは誰だったんだろうか。ずっと銀河の果てで待っててくれてる所長なんだとしたらこりゃ100本取られたな。