冴えないおじさんとは世を忍ぶ仮の姿。
その正体は国の最高機関で活躍した元スーパーエージェントの殺し屋だったー
中年のいわゆる厨二病的な発想の作品で、
このご時世に安易な暴力賛美の内容に、敵も同情の余地皆無のクズってある意味すごいな。
長年育んだ暴力への親しみと興奮と幸せな家庭との間での葛藤がなく、
家族も血の通わないモブキャラみたいな扱いなので、悪い意味で一昔前の作品を見てるみたいだった。
スタイリッシュな演出やアクションシーンは見どころあったけど、人間の部分が薄くてだんだん流し見になっちゃった。