へたれ

モーリタニアン 黒塗りの記録のへたれのレビュー・感想・評価

3.1
良かったとこ ジョディ・フォスターの過剰なまでの存在感
見終わって振り返ると、ジョディ・フォスターが演じる弁護士は単に資料を読んでいるだけにも関わらず、画面の中での存在感が明らかに準主役になってるのはすごかった。

ダメだったとこ1 焦点が定まらないストーリー
冤罪で14年間投獄された男でも、冤罪を晴らすために奮闘する弁護士でも、国家の闇を知ってしまい困惑する軍人でも、焦点を絞ればもっと人間ドラマとして深められたものを、ぜんぶ満遍なく扱おうとするので、すべてが薄っぺらい。

ダメだったとこ2 画面サイズの切り替えがクドイ
回想シーンと現在が頻繁に切り替わるので、その区別のために回想シーンの画面サイズを4:3にしているけど、回想シーンが多いので、結局映画の半分くらいが4:3になっている印象。画面が狭く感じる効果は、収容所に入った序盤に少しあるぐらいで、あとは映像的な効果もない。
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