らくだ

プリズナーズ・オブ・ゴーストランドのらくだのレビュー・感想・評価

3.5
銀行強盗として捕らえられていたニコラスケイジが、身柄の自由と引き換えにその地方の支配者の大事な女を「ゴーストランド」と呼ばれるスラムから連れて帰る任務を命じられ、荒野に旅立っていく…という作品です


時代劇の色街と西部劇と(?)戦後日本の繁華街と(??)令和日本と(???)マッドマックスの荒廃世界(????)をぶつ切りにしてでかい鍋に入れてかきまぜ、そこにニコラスケイジを叩き込んで三日三晩煮込んだようなとんでもない、風邪ひいた時に見るストーリー性の夢みたいな世界観の作品でした。どういうことなんだ…
これ、あまりにもエキセントリックすぎて合わない人はとことん合わないだろうなーとは思うんですけど(実際大分否よりの賛否両論が強いですね)、なんだかんだで質感があまりにも唯一無二すぎる作品なので、アクの強い刺激をお求めの方はそれなりの覚悟をして是非…


しかし、いつも思うんですけどニコラスケイジは苦労している役というか、「悶絶」が非常に似合う役者さんですよね…ゆえに映画に出てくるたびに悶絶しててかわいそう(他人事)
らくだ

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