ダイヤモンド鉱山で起こった坑道爆発事故で閉じ込められた作業員を救うために、30トンの救出用機材を間に合わせるために最短の凍った湖上を大型トラックで突っ切って運ぶ！というミッションを、人生ドン詰まった凄腕ドライバーと凄腕メカニックの兄弟たちが挑む！という超重量級のドライブアクション映画です。
この35トンのトラック軍団が繰り広げる超重量ドライブアクションが最高に「男の子が好きなやつ」で、細かいアラみたいなのはあれど、そんなことどうでもいいとばかりにトラックでそのツッコミを踏みつぶしていくのが爽快ですらあります。やっぱりでかい乗り物が暴れる映画は最高！なんですよ
予告や序盤の質感だと「極限の条件下でエキスパートが戦うレスキューミッションな映画だと、それで2時間もつのかな？」とちょっと不安もあったんですけど、中盤で容赦ない陰謀と最悪の敵が姿を現してきて、一気にスリリングなサスペンスアクションに塗り替わり、もう完全に話にグイグイ引き込まれていくんですよね。主人公陣営がそんなに荒事に向いてないこともあって、この悪役が（映画界全体から見ればそんなに強くないのに）物語の脅威としてしっかり仕事しまくってます。何度脱落させても帰ってくるし、しぶとすぎる・しかも顔が良い…顔が良い悪役がしぶとく暴れる映画は良い映画なので…
ストーリーの単純明快さやリーアム・ニーソンの渋い魅力、ダイナミックなドライブアクションと結末の気持ちよさなどでスカッと爽快に楽しめるエンタメ作品でした。
