ぐっさん

赤い光点のぐっさんのレビュー・感想・評価

赤い光点(2021年製作の映画)
4.8
NETFLIXオリジナルスウェーデン映画

 いやぁ~想像以上に素晴らしかった!!
 これは、かなりチャレンジ要素満載の作品だし、本編約1時間30分なのに2時間ぐらいの感覚にさせるボリューミーな内容、そして日本でいうとこの2時間サスペンスドラマ難易度「超上級」といえるほどの極限状態のハラハラドキドキの展開と結末は素晴らしかったですねぇ。私も本編観て久々に「オ~」「エ~」「エッ!!」のいろいろなパターンを夜中に連呼してましたよ。(サザエさんのマスオさんの「エ~」並みの驚きでした。)

 ケンカばかりの毎日をリセットするため、オーロラが見れるスポットへスキー旅行へとやってきた主人公の女性ナジャと男性デイビットの若夫婦。ナジャは子供が生まれることが分かった矢先、赤い光点を使って狙ってくる姿の見えない殺人者に執ように狙われ始める・・・という物語。

 学生らしいプロポーズシーンから始まってそこからいろいろあって、「2人しかいないのに赤い光点があらわれて襲ってくるんですけどぉ~~」「ワーキャー、どうしよぉ~~マジやばくない~~逃げろ~~」・・・だけの展開だけだったらさすがにつまらない。でも、赤い光点の謎が徐々にわかってきたところからが、この作品のすごいを通り越してゴイゴイスーなところ。残念ながらもうこれ以上言うとネタバレになっちゃうのがレビュー泣かせなんですわ。
 あえて、言えるとしたらこの主人公の若夫婦は生きようと粘る粘る。
逃げた

襲ってきた

逃げた

死にそうだ

でも頑張った。

 助けも来ないしかもホワイトアウト状態になるときもある極限状態での行動に生きるって素晴らしいということを学ばさせる展開にご注目していただきたいのと、気をつけなはれや!!の一言なんですよ。

 前半に若夫婦以外にもいろいろな登場人物が出てきますが、果たしてその中に赤い光点の犯人がいるのか
あの人か、

またはあの人か、

まさかゴルゴ13か・・・

 劇場で公開したら大問題になるであろう過激なシーンが多いのでNETFLIXでちょうどいいといえるシーンにも注目していただきたいし、これが、スウェーデン映画だと聞いて、おいおいハリウッドや日本など各国も負けられないぜと思っちゃうほどの素晴らしい作品です。
 多くの人に観てもらいたいし、特にサスペンス好きの人は、ぜひ見ていただいてちょっと語り合っていただきたい作品ですぞ!!
ぐっさん

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