『ウィンド・リバー』のテイラー・シェリダンが監督・脚本を務めるアンジーの久々劇場復帰作品。
森林消防隊員のハンナ（アンジェリーナ・ジョリー）は過去のトラウマを抱え自暴自棄になっていた。
そんな彼女は森の中の見張り台での勤務を与えられ、一人悲しみと戦う日々が始まる。
しかし、そんな中、彼女は森の中で逃げるように走り去る少年コナー（フィン・リトル）と出会い、彼が父親を殺され、誰かに追われていることを知る。
殺し屋たちが迫る中、ハンナは今度こそ守り切る為、コナーを森から連れ出す決意をするが…
というお話。
我らがアンジーの久々劇場公開作ということで楽しみにしていた作品。
でも、トレーラー見た段階で、あれ…？と思いつつも、そう言えば監督は『ウィンド・リバー』の人…ワンチャンあるかも、と観に行きました☺︎︎
そしたら、うーん、って。
『ボーダーライン』シリーズはまだ観られてないんだけど、社会派な作品を作る監督なのかなって思ってたから、本作は思いの外エンタメに傾倒していて残念だった。
ストーリーもよくある感じで、大した捻りもない。
森林火災ってのはどっかの街中逃げる王道ものより違う印象ではあるけど、本質的には変わらないしな、と。
アンジーは監督と仕事がしたかったのか、この作品に魅力を感じたのか、どっちなんだろう…
あと単純に、ここ10年くらいは完全に演技派みたいな認識になってるアンジーだけれど、わたしにはいつまでもララ・クロフトであり、クレイジーなリサであるから、弱い普通の人なアンジーがどうにも違和感があって…笑
ニコラス・ホルトはイケメンだからね、すごいサイコパス顔だと思う。笑
だからこういう役似合うね𓅪˒˒
GOTのリトル・フィンガーもまんまだし。
個人的には『ミディアム』のジョーが少年のお父さん役で、ジョーも年とったなぁってなった。
ジョーが理想の旦那さんだなってずっと思ってたんだよねぇ。懐かしい。
『ウィンド・リバー』に引き続きジョン・バーンサル。
どうにもショーンのイメージ強すぎるけど、こういう人ほどいい役やると印象的だしぐっとくるよね。
奥様もかっこよすぎて良かった！
観なきゃ良かった、ってほどつまらないわけではないけれど、アンジェリーナ・ジョリーっていうネームバリューがつくのならもう少し切り込んでいった作品にしてほしかったかも。
『ウィンド・リバー』が良かっただけに残念に感じてしまう人もいるかな。
あと邦題が8〜90sの映画っぽくてびっくりした( ˙꒳˙)
記録 : 2021年102本目。
