きき

レミニセンスのききのレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
2.3
大好きなヒュー様の最新作であり、ジョナサン・ノーラン制作ってことで、大々的に予告が公開された作品。
長編デビューとなる監督はドラマ『ウエストワールド』のリサ・ジョイ、共演に『グレイテスト・ショーマン』に引き続きレベッカ・ファーガソン、『ウェストワールド』でお馴染みのタンディ・ニュートンら。

舞台は海面が上昇した近未来のマイアミ。
かつて軍人だったニック(ヒュー・ジャックマン)はワッツ(タンディ・ニュートン)と共に記憶を追体験させることのできる装置を使った仕事をしていたが、それも火の車だった。
ある日メイ(レベッカ・ファーガソン)という女性が鍵をなくし、それを探す為にニックの元を訪れるが、彼は彼女に恋をしてしまう。
それから二人は蜜な時間を過ごしていくが、突然メイが消えてしまう。
受け入れられないニックは彼女を探す為に記憶の中と現実を行ったり来たりし、裏にある事件が絡んでいることと、本当のメイの姿を知っていく。

というお話。

トレーラーが公開された時は、久々の大作×ヒュー様×ノーラン制作×ウエストワールド制作陣ってことでめちゃくちゃ高まった…!
けど、時間が経つにつれ、これってトレーラー通りになる…?と不安になりながらも、初日にドルビーシネマにて鑑賞。

そういう予感って的中するよね〜( ´ω` )

結果言ってしまえば、初ドルビーシネマは良きだし、久々大画面のヒュー様はやはり素敵だったので、そこにお金払ったと思えばありかな、と◎

溢れ出る、これじゃない、感。

トレーラーからはミステリーやSF感のある作品なのかと想像していたのだけれど、実際蓋を開けてみれば、確かに主人公の記憶を探る仕事のようなものはSF感があるものの、他はそこまでトレーラー通りとは思わなかったなぁ。

というか、想像ではヒュー様が探偵のような感じで謎を解いていく、のかと思いきや、正直ストーカーのような執念深い男性像になっていて…ヒュー様だから、で観れたけど…大人のイチャラブみたいなシーンはなんか微笑ましくなるから良きだけども…

あとは単純に強くないヒュー様っていうのがどうにも想像つかなくて、これが長年ウルヴァリンを演じたデメリットかな、と思ってしまったなぁ。
あと単純にめちゃくちゃガタイがいいからね。

タンディ・ニュートン好きだし、『ウエストワールド』に続きクレメンタイン役の人も登場してたね!
だけど、タンディ・ニュートンである必要性…でも相変わらず強くてかっこいい女性なのであり、っちゃありか。
娘ちゃんも孫役だけど登場で、本当によく似てるし可愛いよね〜♡!
個人的には当時まだシーズン1しか観ていなかったけど、『ウエストワールド』の出来が良すぎて期待値高まった分、もしかしたらあまり長編には向かない監督なのかなって気もしてしまった。

あと、個人的に苦手なレベッカ・ファーガソン。
美人で表情があまりない能面なイメージ。
『グレイテスト・ショーマン』は歌吹き替えてたけど、今回は歌ってたね!
それに今回は珍しく表情のある役柄だった感じで好印象でした!

スーパー駄作、というのももったいないけど、良作の部類には入らない。
ナレーションがダサくて嫌だなって思って、最後に理由は分かるけれども、それのせいで諸々の安っぽさが増した気がする⍨⃝

雰囲気や設定は良いだけにもったいないなぁ、活かしきれてない。
あとは単純に、人の記憶って主観じゃないの?
ドラマ『アンフォゲッタブル』みたいだったよね。

記録 : 2021年103本目。
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