『ショート・ターム』『黒い司法』のデスティン・ダニエル・クレットン監督が挑むMARVEL最新作。
主演は実質映画主演初のシム・リウ、脇を固めるのは『フェアウェル』での好演が記憶に新しいオークワフィナ、ミシェル・ヨーなど。
サンフランシスコで親友のケイティ(オークワフィナ)と共に駐車係をするショーン(シム・リウ)には秘密があった。
それはアメリカに渡る前、父(トニー・レオン)によって暗殺者として育てあげられ、半ば逃げるように今にいたるということ。
しかし、その生活も終わりを迎え、父の手下たちに追われることになる。
事情を知ったケイティと共に亡き母の遺した形見を持ち、ハガキを送ってきた妹を探しに行くが…
というお話。
とにかくオークワフィナが好きなので、彼女が1番の楽しみだった!
良くも悪くもMARVEL作品ということを忘れさせてくれるという印象。
MCUだから観に行った、という人がいれば、サンフランシスコだからもしかしてアントマンあたりちょっと絡む〜?と期待してたのはゼロだし、勿論MCUの流れを組む登場人物もいるものの、そこ?な感じも否めないので、些か消化不良になるやも。
逆に、それだけではなく鑑賞した人からすると、何も考えずに単純に楽しめたのではないかな、と☺︎︎
以下、簡単な感想。
【良かったところ】
・アジア人が主役、しかもアクションめっちゃかっこいい
・オークワフィナ
・お金かかってるぅ
・今の時代にあった内容にしようという努力
・新時代、新世代の幕開けに相応しい
【ちょっとひっかかったところ】
・時系列の謎、どのへん?
・お母さんの故郷とは
・中華アクションはドラゴン出せばいいと思ってる?
・ヒックとドラゴンみたい
・ケイティの成長の速さよ、破魔の矢打っててかごめかよってなる
・コングの祖先が住んでた地下空洞の世界みたい
そんな感じ( ´ω` )
まじでヒックとドラゴンみたいだし、死魂虫みたいで犬夜叉からヒント得た?みたいに思ってしまった。笑
相変わらずMARVELの凄いところは、アイアンマンの頃からそうだけど、難しい話を大した説明もなく、そーゆーもんなのよ!な感じで理解させることなく進めるけど気にならない魔法よね。
勿論、終わったら、「で、あれ何なの?」にはなるんだけど…
テンリングス然り、ママの故郷然り…
色んな映画が混ざったような印象。
なのでツッコミだしたらキリがないかも。
何も考えずに、かっこいいアクションとお金のかかったVFXに浸ればいい◡̈⋆*!
個人的には、『ショート・ターム』も『黒い司法』もすっごく良かったから、その監督がこういった作品を撮るのは意外だったかも。
最近のMCUはそういう監督を使う傾向?
だからか、なお馴染みラストシーンの配役ね!
あとあと、ショーンとケイティは恋愛的な展開にならないことを望むよ!
男女がいたら絶対カップルにならないといけない決まりなんてなくしてほしい。
その為だけにヒロインを用意しなくていいし、友達の為に戦う女の子がいてもいいじゃない。
勿論カップルも見たいから全部ダメとかじゃないけど、そろそろそのステレオタイプにも飽きたってこと。
それにしても、トニー・レオン、かっこよかったわ…
ベン・キングスレーも結構何でもやる人よね。笑
ミシェル・ヨーも華麗だったなぁ。
妹がどうしても片桐はいりの若い頃って感じで最初落ち着かなかったのはわたしだけじゃないはず。
記録 : 2021年101本目。