きき

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのききのレビュー・感想・評価

3.8
ダニエル・クレイグの五本目にして最後のボンド映画。
『ジェーン・エア』やNetflixドラマ『エイリアニスト』の監督キャリー・ジョージ・フクナガがメガホンを取り、主要キャストは続投で悪役に『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞を受賞したレミ・マレックを配役。

マドレーヌ(レア・セドゥ)と共に去ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)だったが、彼は一人キューバで悠々自適な生活を送っていた。
しかし、そんな彼の元にCIAの旧友であるフェリックス(ジェフリー・ライト)が訪ねてくる。
最初は彼の依頼を断るものの、現007であるノーミ(ラシャーナ・リンチ)が接触してきたことで気が変わり、彼に協力する。
誘拐された科学者を救出する、という任務だったが、実はその裏にはMI6や政府が絡んだ危険な真実が隠されていた。

というお話。

何度も何度も延期され、アマゾンがMCMを買収したことで配信になるかと危ぶまれたけれど、無事劇場公開…!
本当に諦めかけたよ…公開してくれてありがとう…(´•̥ω•̥`)!

まず、個人的に初めて池袋のグランドシネマに行ったのだけど、何あの最高な空間…!
見下ろしてもその先に世界が広がってるスクリーンの大きさよ…!
虜になりました…安くはないし、人気作だから座席確保大変だしで気軽には行けないけど、また大作はあそこで観たいな!

さて、待ちに待った本作。
最初からど派手なカーチェイス、スピード感と迫力、緊迫感は大画面で観るに値する!
思わず乗り出して観ちゃいそうになるくらい!
全体的に長い上映時間も気にならない構成だったかな、と。

良かった点は、
・ダニエル・クレイグいくつになってもかっこいい、スマート
・Qくん
・Qくんのお家
・Qくんのエプロン
・フェリックス登場!
・レア・セドゥは可愛いと美しいを併せ持つキュートなすきっ歯
・マネーペニーお姉さん大好き
・女性007
・アナ・デ・アルマスちゃんは相変わらず男のロマンって感じで可愛さに溢れてる
・Mとタナー
・Qくんのパジャマ

んー、って点は、
・あんだけ撃たれても誰も当たらない
・展開が王道すぎる
・もっとマネーペニーお姉さん観たかった
・フェリックスいるなら前のシリーズから出せばよかったじゃん…
・女性が007はない、なんて否定されてたから嘘つき!ってなった
・ラストは昔のボンドみたいなのでも良かったのでは
・敵のバックグラウンドが日本のものとかあるのももうちょっと理由つけてほしかった、曖昧

全体的に楽しめたのだけど、どうにも最後の展開がめちゃくちゃ読める王道過ぎて( ´ω` )
どうせならショーン・コネリーver.みたいに彼女の肩を組んでボートぶーんっみたいな展開でも良かったんじゃないかなって…
これで終わりだからってそうしなくても、みたいには思ってしまったかなぁ。
かっこよかったんだけど。

ラミ・マレックの悪役も、なんだか個性があるようでない。
バックグラウンドがはっきりしない感じで、なんかパッとしない印象でもったいなかったなぁ。

本当に一番良かったのは、期待しまくっていた大好きなQくんでした♡
毎回出演時間増えてくから嬉しい◡̈*♡!

次から新しいボンドになる。
個人的には、次は黒人論争や女性論争は論点が違うと思うので、とにかくこの人!という俳優がいればいいと思う、それが白人だろうと黒人だろうと。
別にわざわざ女性にする必要はないと思うんだよなぁ。
ならば女性版007 のような作品を作ればいいし。
ボンドはあくまでジェームズ・ボンドであって、ジェシカ・ボンドやジュディ・ボンドじゃないと思うのよ。
そして次回はもう少し軽快さを取り戻した新しいボンドが観たい!

ダニエル・クレイグお疲れ様!

記録 : 2021年108本目。
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